ふもとっぱらキャンプ場[GW危機一髪]

だ~まち

2016年05月05日 23:10

コンプライアンス!


5/2の野田山泊して、5/3は少し北に移動しようということになり、混んでいることは覚悟でふもとっぱらに行くことになりました。この時点で、3日の夜からは雨が降るということは承知していましたが、降るといっても夜だし、そんなに激しくは降らないだろうと思っていたんですが、、、



野田山からだと通常は1時間ぐらいでふもとっぱらまで移動できるはずですが、GWはさすがにR138はすごい渋滞していました。天気にも恵まれ、今の時期は本栖湖周辺で芝桜が見ごろなので激しい渋滞でした。



昼前にふもとっぱらへ到着。



着いた当初はいい天気でした。



ふもとっぱらはご覧のとおりの超満員。この後芝生が見えないくらいにさらに混みましたけれど。。。



場内は管理等に近い所からぎっしりと埋まっており、すでに管理等からは一面に車とテントがぎっちりと所狭しと密集していました。

私たちは夕方から一人合流するので後から増員しても張りやすい所に張りたいので、まだ誰もいない一番奥の方に張ることにしました。管理等に近いところはうるさいファミキャンが多いので、みんなが嫌う奥の空いているところに最初から陣取り、最初から広めにサイトをキープしておく作戦です。
私たちがインしたときには空いていた奥の方もその後にどんどん人が押し寄せて、昼過ぎには我々の方までテントが張られることになっていましたが、作戦が功を奏して私たちは悠悠としたポジションを確保することができました。しかし、結局、これがとんでもない裏目に出てしまいましたが。。。



後発者の合流後に夕飯をとり、18時くらいから焚き火開始しました。

その時にも場内アナウンスで、強風となるのでテントの張りと、焚き火の始末についての注意がされていました。雨の予報もGW前からされていましたが、昼間はすごく天気もよかったので風も雨もそんなに強くならないだろうと思っていました。アナウンスを聞いて、念のためにペグをより深くたたくなどをしましたがしかしそれは非常に大きな油断でした。

日が沈んだ頃から風がものすごく強くなり焚き火もままならないくらとなりました。それでも細心の注意を払いながら焚き火をして、21時にはちょうど焚き火を終えたころに急に大雨も降ってきました。あっという間でした。

私たちはお酒も飲んでいたこともあり、22時には雨風が強いながらもすっかり寝ていました。



しかし、夜中の2時くらいになり雨の音と風の揺れで目が覚めます。
21時点でも強かった風がさらにとんでもない嵐になりました。

2時に目を覚ましてしばらくは「かなり嵐だけど大丈夫かな~」なんて暢気に寝そべっていましたが、急に我に帰りました。
私はピルツをフロアレスで張り、コットを使用して寝ているのですが、気がつかなかったけれどテント内にすでに浸水してきていたのです。荷物やピルツのポールは本当に不幸中の幸いにも周りよりもほんのわずかに高いところに置いてあったので浸水せずに済んでいましたが、テントの中は川となっていました。急いで全ての荷物をコットに載せて自分は靴を履いてチェアに座ってその場はかわしましたが、座っているチェアの脚部分も沼のようになり、川のようになってきました。あっという間でした。座ることもままならない本当にヤバい状況になってきました。

雨風はますます激しくなり、3時には、空いているペットボトルとメスティンを地面に置いてその上にバッグを置いて、座っていたチェアにも荷物を置き、自分は逆にコットの上に横たわりコットが沈まないように祈っていました。
風も大分激しいのでテントのポールもかなり揺れ、モノポールも接地部分が沼のようになったので空き缶を地面との間にかませてポールが地面に食い込まないようにして、なんとかテントの張力を死守することに専念しました。あの状況でポールが沈んで幕の張力が落ちたら強風であっという間に幕が飛んで行ってしまいます。ポールだけは死守せねばなりませんでした。

そんなこんなを広いようで狭いピルツの中で一人格闘していましたが、午前5時には雷も光ったのでいよいよ危険を感じ、テントを放棄して、食堂等に避難することにしました。カッパを着ていたらちょうどふもとっぱらの職員さんが避難を呼び掛けに来てくれたので避難が正解で会ったことがわかりました。職員さんがお風呂を沸かしてくれていたので、こんな形で初めてふもとっぱらのお風呂に入りました。

お風呂から出たのがちょうど7時で、雨が小ぶりになりました。
他の来場者の車で地面が荒らされてしまうとバイクが出られなくなることも考えられたのですぐに撤収の準備にかかり、8時にはキャンプ場を後にしました。

まだ風はあったためにジェベルでの高速走行は風にあおられると危険なので、帰りは山中湖経由でオール下道で1時間半かけて帰ってきましたが、帰り道は朝8時なので空いており、天気も晴天の中疲れきって帰ってきました。

2時に目が覚め
てから8時まで怒涛のように色々な知恵を縛り危機回避をする貴重なキャンプ体験となりました。どんな時でもキャンプでは油断はしてはいけませんね。


おかげでスマホが水没してしまいました。連休後に買い替える予定でしたが、データの損失が無いかが心配です。

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